2013年5月11日土曜日

RO69 JACK 2013 の為の文章

 この文章は、今月14日まで行われる『RO69 JACK 2013』と云うイベントにおける2次選考の為に書いたものです(1次選考は通過しました)。
(以下)

兎に角、日本語でいかにロック音楽を歌おうかと云う事に腐心しました。ともすれば「熱く」なりがちなので、その点をいかに「平熱」でいられるか。但し、ギターは歪ませ、声は嗄らして―それをやるのです。

 欧米のロックミュージックを入り口にコピーを始め、求めるものはそこにあったものの、
さて自作自演をやろうという段になり日本語と英語それぞれの言語がもつキャラクターの違いに上手くゆかず。かと云って英詩を歌うにも、それならあちらの方々に任せておけば良いのじゃあないかしらん―等と思い。まあなるべくメロディを日本詩で埋めてみよう、と云った体のまま活動開始となりました(当初ピッチを上げて歌う箇所については歌詞がないままに発声しておりました)。

 「平熱」でいるには距離感がものを云います。歌詞を御覧頂いても分かる様に、
まああまり日常で使わない言葉を用います。つまりは自分自身から距離を置く行為です。
人称が出て来る事も殆どありません。「自己表現」と云うものとは随分と異なる気がします。
「たかがロックじゃないか」とか「もう日本も欧米もないよ」とも云われますが、「熱い」感じで歌う事と、英詩を書く事がどうにもはばかれた結果の事で、そう云った考えにも反対はしません。それと同時に「もっと分かり易く歌え」と云った有益な助言もスルーし続けております。


 こちら投票形式の審査なので、皆様宜しければ一票投じてみて下さいませ。
http://jack.ro69.jp/contest/jack2013/artist/24181
(中野)

3 件のコメント:

  1. このコメントは投稿者によって削除されました。

    返信削除
  2. ユーディットの作風というか芸風というか、そういったものから「なるほどなぁ、そうであろうなぁ」と納得しました。
     が、ロックという一般的に「熱い」イメージを持った音楽でそれをやろうということに矛盾めいたものも感じるのです。
     しかも、熱心に曲作りや演奏をしながらやるのですから、なかなか。(皮肉ではありませんよ、念のため)

     距離、これはユーディットの作品にとってキーワードであろうと思われます。
     しかも必死になって手を伸ばしている、というよりも、それが届かないものと知っていてぼんやり眺めている、という印象です。
     かなり達観というか諦観しているように思われますが、それはすべての人に身に覚えのある行為であるはずです。
     過ぎた日に失ったものは、帰ってこないのですから。

     長くなりましたが、多くの人に伝わることを祈っています。

    返信削除
    返信
    1.  どうもありがとうございます!
       僕の場合、演奏する上で正しい姿勢は「熱心」ではなく「放心」であると感じます。そして演奏中ちゃんと放心する為に「恥ずかしくないものを作ろう」と云った体にて曲作りをやっております。
       ―とは云え準備が充分と云えない状態で舞台に上がり、あらゆる音に「熱心」に注意を払いつつ演奏をする場合が現在のところ多くありますね。

       対立する事象の間の距離感に本質がやどるので、「矛盾」というものはそもそも生じないもの―と云うのが実のところ僕の考えです。
       普段は紳士的だけど、試合では噛み付き攻撃をする悪役レスラー、フレッド・ブラッシー氏の母親が”いつもの優しいお前と、リングにいるお前どちらが本当なの?”と質問したところ、フレッドさんは「どちらも本当ではないよ」と答えたと云う話があります。「優しさ」と「暴力性」の間の距離感にこそフレッドさんの本質がある為と思います。

       ―と、善い機会とばかりに好きな話をさせて頂いてしまいました。(中野)

      削除