2014年11月4日火曜日

近況報告

徒然なるままに近況報告など。

①今年の夏は「エミリー教授の演劇実験室vol.3」に参加させて頂きました。劇中音楽を録音するにあたり普段あまり弾かないフォークギターに毎日触るうち、今更ながら指先の皮がカチコチになりました(クラシックギターよりも絃がカタイ訳です)。

②「信長の野望」というスーパーファミコンソフトを100円で購入しやってみるに、ばかに面白く。蓬莱の日本酒を飲みながら遊ぶひと時がなかなかシアワセです。思うにテレビゲームの優れた点は遊んでいるあいだアタマをカラッポにできるというところにあるのではないでしょうか。ときどきそういう時間があると疲れがとれて良いです(普段有効なアタマの使い方をしているかはさておき)。
 ちなみにこのゲームはプレイヤーが戦国武将となり自国の領土を増やしていくというものです。南部氏で東北を制圧しました。

③柳家さん喬師匠が国際交流基金賞を受賞され(パチパチ)、記念公演を拝見してきました。
 前半は師匠が続けられている、海外で落語を通し日本文化を伝えるという活動に際してのお話。そして後半は落語の公演というプログラム。終演後には食事と飲み物まで出てくる、とても豪華な内容でした。最終的に師匠と近しい方々とで近所の中国料理屋へ。僕事エミリー教授の演劇実験チームの一員としてちゃっかり参加させて頂きました。若輩ですがお酒と食事は人一倍頂きました(こんなのでよいのだろうか)。11月11日には、さん喬師匠の独演会を拝見してきます。

④恒例行事(?)の引越しをする事となり、いつものごとく車を走らせて自力での荷物運びをしております。ただ、郊外に広めの家を借りていたためか物が増えており過去に類を見ない大荷物。加えて新居がマンションの3階という険しい道のり。クルマを使える期限があるため、朝勤めに出て、夕方から車を借りに行き、荷造りをしてから夜中まで新旧の家を往復するというハードな時間割。大型家電はとうとう引越し屋さんに依頼する事になりました。冷蔵庫って1人で持ち上げられるものだったんですね。僕事普段まったく車の運転をしませんが、ここ数日は楽器に触れている時間より運転している時間の方が長いという、まれに見る状況でした。ヒー
 家族と友人に支えられ何とかゴールが見えてきたものの、兎に角必死にものを運び込んだ新居は、現在ものすごい状態です。開栓に見えたガス屋さんが「ゆっくりお風呂に入ってください」という言葉を残し去っていかれました。(中野)

2014年11月3日月曜日

歌う際に

 僕事欧米生まれのロックミュージックを日本語で歌うという事を10年来の宿題としてやってきた訳ですが、ここで1つ身に付いたことをまとめてみようと存じます。

 まあ、以前にも書いたように思いますが言語にはキャラクターがあり、ロックミュージックにそのまま日本語をのせてしまうと言葉が感情的にべったりとなり、表現として成立しない訳です。

 そこで必要となってくるテクニックが―

①歌詞を口語的にせず、どちらかというと書き言葉的にする事により、歌の内容と自らとの距離をとる事。

②表現手段というよりも発声の技術というところで歌う事。
(つまりは身体機能そのものに意識をもっていく事で自己表現的な流れを作らせず、声を嗄らせて歌おうと「熱苦しい」感じにならない訳です)

 これはどちらも自己というものを消し去る為の技術と言えます。

 ただ、終始こんな風に歌っているとあまり楽しくはありません。

 ピアニストのグレン・グールドさんが『表現者の本能は足し算をする事にあるので、引き算の表現はそれよりも難しい』といった事を言っているのを見た記憶があります。
 上記の、自己を消し去る引き算の技術を1つの型と捉え、その型の中で本能のまま足し算を致す、その引き算と足し算「型」と「本能」のせめぎ合い―或いは余分な自己を消し去ればこそ、本能が正しく機能する―というところに僕自身のスタイルはあるようです。

といった次第にて、宿題には何だか当たり前の答えが出そうです。(中野)