2013年1月12日土曜日

録音日記は続くよ




録音を終えると、今度は録った音の音色や音量のバランスを調整する「ミックス」と云う作業へと移行する訳です。
ミックス作業はエンジニアの方に進めて頂くのですが、ミキシングスタジオ備え付けの巨大スピーカーで聴くと、音の良さと音量の大きさに多少の問題には気付かず素通りしてしまう恐れがある為、僕事ミックスの現場には殆ど立ち会わない事としております。
その代わりに音源のデータをパソコンに送って頂き、普段自分が使っている一般家庭向けオーディオ機器にて再生された音を聴き、再調整希望の箇所があらばメールにて提出。大体固まったかしらん、と云った頃現場に登場して、細かい調整をその場でして頂き完了―と云う手順を踏みます。

その様にしてエンジニア氏との間でデータとメールをやりとりする事数回。何度となく音源を聴き込み、変えるべき部分とそうではない部分を見極め、それをなるべくシンプルな言葉にてお伝えする―と云う作業を続けます。
かくして最初のデータを送って頂いてから2週間程の後、「これなら」と云う仕上がりに。さて改めて音源を聴いてみるに―

肝心の表題曲が何かこうぐっと来ない。

ミックスが仕上がっているとなるとこれは、録音した時点、或いは曲そのものに何か問題があったと云う事が云えましょう。遡って作業のやり直しが必要となります。何しろ自らにぐっとこないものを誰かに聴いて頂くなんて云う事はできないので(作業が予定通り進むものとして御協力頂いた皆々様。申し訳ありません)。

―と云った次第にて。急遽曲を書き直してみる。コード進行を少しストレートなものにしてみる。合わせてリフにも変更をきたす。悪くない。
しかし数日で、書き直した曲には飽きが来てしまう。これではいけない。
→その様にして然るべき時間が経過した後、曲は大筋では最善のカタチであると結論。結局ほぼ元のままとなる(書き直しを繰り返し、最初のアイデアに戻る事が少なからずあります)。
しかし書き直しの際に浮かんだアイデアの内幾つかは採用。

そんな折、音源を聴く内にギター音程のずれが許容範囲を超えている事に気付く。
エレクトリックギターは特に(弾くポジションによっては)結構音がずれてしまうもの。録音時よりある程度の把握はしていたのですが、それが許容範囲外であると気付くまでにミックス作業が仕上がってしまった次第。やれやれ何をやっているのやら。

かくして幾つかの訂正箇所(ギター、それに合わせてしまったヴァイオリンと歌)を録音し直すべく、スタジオを予約。

しかし録音日を目前に、僕事高熱に倒れました。キャー(次回へ続く)
(中野)

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