かつて某有名ボクシングジムの会長が練習中「カッコつけてやんなさい」と云っておられましたが、これは代々木体育館を設計された丹下健三氏の「機能的なものが美しいのではない。美しいもののみ機能的なのだ」と云う名言と、同じ事を指しているものと思われます(異なるジャンルとされているものから、同じ内容の格言が飛び出す事は少なくありません。やはり到達する極みと云うのは、共通するものなのでしょうか)。
例えばプロフェッショナルな楽人は、見た目にも非常に美しく演奏するものですが、実はそれこそが巧みに演奏する条件なのですね。
また、名ヴァイオリニストの演奏を映像で見た途端に、(その動きをイメージする事で)自らの演奏まで上手くなっている―と云う事もあります。
(服装とかではなく)“形から入る”事は何て有効なのか―と近頃つくづく感じます。
―と云う次第にて、ヴァイオリンの出番が多くなりそうな次回の録音に向け、姿見を見つつ練習(と云うよりも”リハビリ“と云う言葉がしっくりときます)中です。
前作では、ヴァイオリン演奏の拙さに曲の性格まで変えざるを得なかった、と云うよろしくない事態が起きた為、今回こそは何とか立派に弾くべく準備を進めております。
(中野)
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